体験談その1.美のスペシャリスト!エステティシャン
パーソナルカラー診断を仕事にしていた時に、客様からお肌のトラブルについて相談をされることが多くありました。アドバイスができたら喜んでいただけるのではないかと思い、仕事をしながら通えるエステスクールがあったため通うことにしました。
医療関係や美容関係での資格や就業経験がある人は最短で週1回半年間の通学でエステティシャンの資格が取れるとのことで、医療系の資格も持っていたため最短での資格取得が可能となりました。
勉強はマッサージ技術はもちろんですが、解剖生理、栄養、メイク、ネイル、エステティシャンとしての心構えなど想像以上のボリュームでした。
学科と並行して技術の時間もあり、定期的に試験もあり、週1回の通学とはいえ自宅での勉強が追いつかないこともありました。卒業試験は学科の他に実技もあるため、自分でモデルさんを見つけなくてはいけませんでした。友人にお願いして通学日以外に週1回は施術をさせてもらいました。
半年間必死で勉強した結果、試験に合格し無事にエステティシャンになることができ、せっかく資格を取ったので仕事にしようとパーソナルカラーの仕事部屋にエステルームを作りました。
宣伝はせずに既存のお客様と口コミによる集客でしたが、ほぼ毎日お客様がいらっしゃる状態になり、資格を生かすことができていたのですが、腰痛が出てきて施術するのが辛い状態になってきました。
薬を飲みながら仕事をしていたのですが、悪化していったためエステルームを閉めることにしました。
現在は施術はしていませんが、クレンジングや洗顔方法などの知識をお伝えするのみにしています。
エステティシャンになるには。
エステティシャンの求人広告を見ていると、とらばーゆなどの転職サイトでは経験がなくとも異業種から転職できる求人が多く見受けられるなど、比較的門戸が広くなっており、資格を持たなくてもエステティシャンになれる可能性は高いです。
エステティシャンの公的資格制度はありません。そこが美容師などと違うところです。
ですから、(こう言ってしまっては語弊があるかもしれませんが)エステティシャンには誰でもなれます。民間資格はエステティシャンとしての一定の知識や技能を証明するものですから、採用の際に有利にはなるでしょうが、必須ではないのです。
ですから、まずは資格などの取得を目指すよりも、求人に申し込んで面接を受けてみるのがいいかもしれません。
エステティシャンの仕事の傾向
女性にとっては人気の業種で、経験がなくともなることができるエステティシャンですが、会社によっては勤務体系はかなり厳しくなります。お休みが少なかったり、長時間労働だったり・・・離職率が高い業界の1つではないでしょうか。
インセンティブ制度を取り入れている会社も多く、いわゆる営業職と似たような面をもっているところもあります。お客さんをもっているエステティシャンであれば、転職してもそのままお客さんを呼ぶことで、転職先でも給与が確保される。といったこともあるようです。